【Galaxy】プリインアプリ「カメラ」の使い方
2020/05/31
写真を撮るとき、ふつうは、「カメラ」アプリを開いて、被写体を確認して、シャッターを押すだけです。
たぶん、シャッターを押す前にすることは、ごくごく簡単な操作だけで
・被写体の拡大(ズーム)
・フラッシュの有無
ぐらいです。
これで、それなりの写真が撮れてしまうので、「カメラ」の詳しい使い方を知ろうとは思わないかもしれませんが、ぜひこの機会に知っていただきたいと思います。
ただただ、シャッターを押しているだけでは、もったいないです。
※Galaxy A30(SCV43-j)
・Android バージョン:9.0
・One UIバージョン:1.1
※「Galaxy Pass」バージョン:9.0.05.79
※カメラのスペック
・背面カメラ:(標準)13MP+(超広角)5MP/ディアルカメラ、F値1.7、123°の超広角カメラ
・前面カメラ:8MP
1.「カメラモード」
「カメラ」アプリを開いたときのカメラモードは、たぶん「写真」になっています。画面を左右にスワイプすると、この「カメラモード」の切り替えができます。背景が白くなっているところが現在適用されているモードになります。
左から
・背面カメラの場合、「パノラマ」「プロ」「ライブフォーカス」「写真」「動画」
・前面カメラの場合、「ライブフォーカス」「写真」「動画」
となります。
※カメラモードの位置や表示有無は、設定で変更することができます。(後述)
1)「写真」モード
「写真」モードは、最も基本的なカメラモードになります。シャッターを押す前に、画面上から写真を撮るための設定がいろいろとできます。
・背面カメラの場合
①フラッシュ:「OFF」「自動」「ON」の切替
②タイマー:「OFF」「2秒」「5秒」「10秒」の切替
③縦横比:「3:4」「9:16」「1:1」「Full」の切替
④エフェクト:フィルター/ビューティの設定(後述)
⑤レンズ:「標準」「超広角」の切替
⑥シーン別に最適化:「ON」「OFF」の切替 ※利用するには設定が必要。
⑦明るさの調整
⑧ズームアウト/ズームイン:1.0x~4.0x ※前面カメラでは、操作できません。
【シーン別に最適化】 ※背面カメラのみ
カメラが被写体や場面を認識すると、画面上にボタンが表示されて、最適化された色設定が自動的に適用されます。
※認識される被写体や場面
「食べ物」「人物」「花」「屋内」「動物」「風景」「草原」「木」「空」「山」「ビーチ」「日の出と日没」「水辺」「街路」「夜景」「滝」「雪」「鳥」「逆光」「文字」
【フィルター】
標準では、13のフィルターが用意されています。さらに、「Galaxy Store」からダウンロードすることもできます。
【ビューティ】
・肌のトーン・血色・小顔・目の大きさを調整できます。
【標準レンズ/超広角レンズ】
2)「ライブフォーカス」モード
被写体を際立たせるため、背景のぼかしの程度を補正する機能です。
また、ライブフォーカス機能で撮影した画像は、後からぼかしの程度を補正することができます。
・前面カメラの場合
①フラッシュ:「OFF」「自動」「ON」の切替 ※前面カメラのみ
②タイマー:「OFF」「2秒」「5秒」「10秒」の切替
③縦横比:「3:4」「9:16」「1:1」「Full」の切替
④エフェクト:ビューティの設定(・肌のトーン・血色)
⑤ぼかし
3)「プロ」モード
※背面カメラのみ
「ISO感度」「ホワイトバランス」「露出値」を手動で設定することができるようになります。
4)「パノラマ」モード
※背面カメラのみ
水平方向および垂直方向に、パノラマ撮影ができるようになります。
5)「動画」モード
・背面カメラの場合
①フラッシュ:「OFF」「自動」「ON」の切替
②縦横比:「9:16」「1:1」「Full」の切替
③エフェクト:フィルター/ビューティの設定(後述)
④レンズ:「標準」「超広角」の切替
⑤明るさの調整
⑥ズームアウト/ズームイン:1.0x~4.0x ※前面カメラでは、操作できません。
【フィルター】
標準では、13のフィルターが用意されています。さらに、「Galaxy Store」からダウンロードすることもできます。
【ビューティ】
・肌のトーンを調整できます。
※「ビューティ」が動作するのは、縦横比:「9:16」で、解像度:「1280x720」のときのみです。
2.「カメラ」アプリを起動する方法
「カメラ」アプリを起動する方法は、いくつか用意されています。
もっともオーソドックスなのが、ホーム画面上のアプリアイコンをタップすることです。
このほかにも、いろいろな方法は次の通りです。
1)画面オン状態で素早く起動する方法
電源ボタンを素早く2回押します。
この操作を有効にするには、設定が必要です。(後述、3.13)クイック起動)
2)ロック画面上から起動する方法
ロック画面上の右下にある「カメラ」アイコン上をを上方向にスワイプします。
※初期設定で利用できるようになっていますが、カスタマイズできます。
■【Galaxy】ロック画面の使い方とカスタマイズ
3.「カメラ」アプリの設定
背面/前面カメラおよびカメラモードによって、設定できる項目が変わってきます。
・背面カメラの「写真」モードの場合の設定画面
設定項目 | 背面カメラ | 前面カメラ | ||||||
パノラマ | プロ | ライブフォーカス | 写真 | 動画 | ライブフォーカス | 写真 | 動画 | |
シーン別に最適化 | × | × | × | ○ | × | × | × | × |
シャッターボタンの長押し | × | × | × | ○ | × | × | ○ | × |
HEIF画像(写真) | × | × | × | ○ | × | × | ○ | × |
リア動画サイズ | - | - | - | - | ○ | - | - | ○ |
フロント動画サイズ | - | - | - | - | ○ | - | - | ○ |
HEVC形式で保存 | - | - | - | - | ○ | - | - | ○ |
HDR(リッチトーン) | × | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
プレビュー通りの写真 | - | - | - | - | - | ○ | ○ | ○ |
グリッドライン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
位置情報タグ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
カメラモード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影方法 | △ | △ | △ | △ | △ | ○ | ○ | △ |
クイック起動 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
透かし | × | ○ | × | ○ | × | × | × | × |
1)シーン別に最適化
有効にすると、カメラの画面上に「シーン別に最適化」ボタンを表示します。
※「前面カメラ」の場合は、有効にできません。
2)シャッターボタンの長押し
シャッターボタンを長押ししたときの動作(「写真を撮影」「写真を連続撮影」「GIFを作成」)の設定ができます。
3)HEIF画像(写真)
有効にすると、写真をHEIF形式で保存します。
※容量の節約ができます。
4)リア動画サイズ
背面カメラでの動画撮影サイズ(「16:9」「全画面」「1:1」)の設定ができます。
※「16:9」に設定した場合、解像度の選択ができます。
5)フロント動画サイズ
前面カメラでの動画撮影サイズ(「16:9」「全画面」「1:1」)の設定ができます。
※「16:9」に設定した場合、解像度の選択ができます。
6)HEVC形式で保存
有効にすると、動画をHEVC形式で保存します。
※容量の節約ができます。ただし、他のデバイスで再生したり、共有することができない場合があります。
7)HDR(リッチトーン)
有効にすると、HDR(リッチトーン)での撮影が可能になります。
状況に合わせて自動的に適用する場合は、「必要なときに適用」を、そうでない場合は、「常に適用」を選択します。
※HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、明るさの違う複数の写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でもキレイな写真が撮れる機能。
8)プレビュー通りの写真
有効にすると、自撮りの画像を左右反転せずプレビューに表示されたとおりに保存します。
9)グリッドライン
グリッドラインを表示する(「3x3」「四角形」)かしない(「OFF」)かの設定ができます。
10)位置情報タグ
有効にすると、撮影した静止画/動画に位置情報を付加することができます。
11)カメラモード
カメラモード「パノラマ」「プロ」「ライブフォーカス」「写真」「動画」を画面に表示するかしないかと表示順の変更ができます。
12)撮影方法
シャッターボタンをタップする以外のシャッターの切り方の設定ができます。
①音量キーでの操作
「カメラ」アプリを開いているときの音量ボタンの動作の設定ができます。
②フローティングシャッターボタン:有効にすると、画面にシャッターボタンを表示できます。
③画面をタップ:有効にすると、画面上をタップして、シャッターを切りことができます。
※前面カメラのみ動作
④手のひらを向ける:有効にすると、端末(画面内上側)に手のひらを向けると数秒後にシャッターを切りことができます。
※前面カメラのみ動作
13)クイック起動
有効にすると、電源ボタンをすばやく2回押すことでカメラを起動することができます。
14)透かし
有効にすると、写真の左下にウォーターマークを追加することができます。
※「前面カメラ」の場合は、有効にできません。