【Google Pixel 9】「Android 16」への《OSアップデート》 について、ビジュアルを含めて解説します。

2025-06-15

 2025年6月11日より、Google Pixelスマートフォン向けの最新のソフトウェアアップデートが開始されています。

 そのアップデートの内容は、アップデート画面では、次の通りで、ビルド番号は「BP2A.250605.031.A2」になり、Androidのロゴも「16」ようになります。

 今回のアップデートは、次の3つのことが含まれています。

2025年6月5日付のAndroidセキュリティパッチレベルの更新
Android 16へのOSアップデート
2025年6月版 Pixel Feature Drop

Android 16へのOSアップデート

 Android 16の新機能は多岐にわたりますが、特に注目すべき点は次の通りですが、まだ正式にリリースされていないものもあります。

  • 新デザイン「Material 3 Expressive」
  • 強化された外部ディスプレイサポート(デスクトップモード)
  • 進捗状況重視の通知: ユーザーが開始した一連の作業(例:配達状況、経路案内など)をよりシームレスに追跡できる通知機能。
  • 埋め込みフォトピッカーの強化: アプリ内から写真や動画を選択する際に、ローカルだけでなくクラウドストレージからも直接選択できるようになり、プライバシーも向上。検索機能も追加。
  • カメラ機能の進化: ハイブリッド自動露出モード、Ultra HDR画像の補正、夜間モードでのシーン検出など。
  • アクセシビリティの向上: LE Audio補聴器のアンビエント音量調節機能など。
  • AI関連の強化: AIライティングツールの使用を制限できるAPIなど。
  • パフォーマンスとバッテリー寿命の改善: システムレベルでのプロファイリングや、リフレッシュレートの自動調整の最適化などにより、全体的なパフォーマンスとバッテリー効率が向上。
  • 縦書きテキストのサポート: アプリ開発者向けに、縦書きテキストの描画と測定に対する低レベルのサポートが追加。

新デザイン「Material 3 Expressive」

 UI全体がより表現豊かでモダンなデザインに刷新されます。段階的に、年内にリリースされていく予定のようです。

クイック設定パネルのデザインが刷新

新しいダイナミックカラースキームの強化

強化された外部ディスプレイサポート(デスクトップモード)

  対応するPixelスマートフォンやタブレットを外部ディスプレイに接続すると、PCのようなデスクトップ環境が利用できるようになります。マルチウィンドウやタスクバーなどが利用可能で、生産性の向上が期待されます。今年後半に対応デバイスに順次展開される予定です。

「予測型『戻る』」機能を3ボタンナビゲーションにも採用

 予測型「戻る」機能は、今まで、「ジェスチャーナビゲーション」でしか利用できませんでしたが、「3ボタンナビゲーション」を採用している場合でも利用できるようになりました。

「戻る」ボタンを長押しすると、遷移先のプレビューが表示され、指を離すと実際に遷移します。指をボタンからずらすと、遷移をキャンセルできます。

ワンクリックで、セキュリティ機能を有効にする「高度な保護機能」

 【設定】⇒【セキュリティとプライバシー】⇒【高度な保護機能】⇒「デバイス保護プラン」を有効にします。

 この機能を有効にすると、次のセキュリティ機能が強化されます。

デバイスの盗難

盗難検出ロック: デバイスの盗難時に保護を強化します。
オフラインデバイスロック: デバイスがオフラインの場合にもロックを強化します。

アプリ

 Google Playストア以外の信頼できない提供元からのアプリのインストールを制限します。

ネットワーク

 セキュリティ強度の低いWi-Fiネットワーク(2G)への自動接続を無効化します。

ウェブ

 有害な可能性のあるファイルのダウンロードをブロックします。

Googleの電話アプリ

 迷惑電話をリアルタイムで検出し、警告します。

バッテリーの健全性

 【設定】⇒【バッテリー】⇒【バッテリーの健全性】をタップします。

正常: バッテリー容量が正常な範囲内であることを示します。
低下: バッテリー容量が80%未満に達していることを示します。この表示が出た場合、バッテリーの交換を検討する時期かもしれません。
利用不可: バッテリーのステータスを判断できない場合に表示されます。

※「充電の最適化」の項目がこちらに移動しています。

バッテリーの容量

 新品状態と比較して、現在のバッテリーが充電できる最大容量をパーセンテージで確認できます。これにより、バッテリーの劣化具合を具体的に把握し、交換時期の判断材料にすることができます。

バッテリーの健全性に関するヒント

 それぞれの項目をタップすると、バッテリーの寿命を延ばすためのヒントや情報を提供するGoogleのサポート記事へリンクしています。

充電の最適化

 既存の「アダプティブ充電」や「80%に制限」といった充電最適化機能が、「バッテリーの健全性」メニュー内に統合されています。

バッテリーの健全性アシスタント

 Pixel 6a以降のモデルで利用可能で、有効にすると、バッテリーの劣化を自動で抑制し、長持ちさせるための機能になります。

当記事はここまです。完読ありがとうございます。以降、関連記事一覧等になります。

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