【Google Pixel】「ユーザー補助機能メニュー」の使い方

 Androidのユーザー補助機能メニュー(Accessibility Menu)は、Android 9以降から利用できるようになっていますが、非常に利便性が高い機能にもかかわらず、初期状態では利用できるようになっていません。
 スクリーンショットを撮ったり、電源メニューを表示して再起動や電源オフができたり、画面をオフにしてロックを掛けることが簡単にできます。

レビュー機種:Pixel 9(Android 16)(BP41.250822.010)

※【Android16】対応機種:Pixel 6/6 Pro/6a/7/7 Pro/7a/8/8 Pro/Fold/8/8 Pro/8a/9/9 Pro/9 Pro XL/9 Pro Fold/9a/10/10 Pro/10 Pro XL/10 Pro Fold/

1.「ユーザー補助機能メニュー」とは

 片手操作が難しい場合や、物理ボタンの使用が困難な場合に、画面上のタッチ操作で主要な機能を呼び出せるようになります。

「ユーザー補助機能メニュー」からできること

・「アシスタント」:Geminiを起動する
・「ユーザー補助機能の設定」:【ユーザー補助】設定画面を表示する
・「電源」:電源メニューを表示 ⇒ 再起動や電源オフができる
・「音量を下げる」・「音量を上げる」:メディアの音量を調整する
・「最近使ったアプリ」:【最近使ったアプリ画面】を開く
・「明るさを下げる」・「明るさを上げる」:輝度を変更する
・「画面をロック」:端末を画面をオフにして画面ロックする
・「クイック設定」:【クイック設定パネル】を開く
・「通知」:【通知シェード】を開く
・「スクリーンショット」:スクリーンショットを撮影する

※残念ながら、メニューの並べ替えや追加/削除といったカスタマイズはできません。

2.「ユーザー補助機能メニュー」を利用できるようにする

 【設定】>【ユーザー補助】>【ユーザー補助機能メニュー】>「ユーザー補助機能メニューのショートカット」のトグルを右にスライドして有効にします。

3.「ユーザー補助機能メニュー」にアクセスする方法

 「ユーザー補助機能メニュー」は、どの画面からもアクセスできますが、そのアクセス方法は、いろいろと用意されています。採用しているナビゲーションモードによって違いがあったり、それらに左右されない方法もあります。

 それぞれの環境に合わせて、アクセス方法を設定してみてください。

1)ナビゲーションモード > 3ボタンナビゲーション の場合

 【設定】>【ユーザー補助】>【ユーザー補助機能のショートカット】>【ユーザー補助機能ボタン】>【場所】をタップします。

 ここから、ボタンをどこに表示するか選択します。

ナビゲーションバー

 「ナビゲーションバー」を選択すると、ナビゲーションバーの一番右に「ユーザー補助機能ボタン」が表示されます。このボタンをタップすると、「ユーザー補助機能メニュー」にアクセスできます。

他のアプリの上にフローティング

 「他のアプリの上にフローティング」を選択すると、画面にフローティングボタンが表示されます。このボタンをタップすると、「ユーザー補助機能メニュー」にアクセスできます。

そのほかの方法:音量ボタンの「大」「小」を同時に長押し

 【設定】>【ユーザー補助】>【ユーザー補助機能メニュー】>「ユーザー補助機能メニューのショートカット」をタップすると、ユーザー補助機能メニューにアクセスする他の方法を選択できます。

 「音量ボタン」を選択すると、音量ボタンの「大」「小」を同時に長押ししたときに、ユーザー補助機能メニューにアクセスできます。

2)ナビゲーションモード > ジェスチャーナビゲーション の場合

 【設定】>【ユーザー補助】>【ユーザー補助機能のショートカット】をタップすると、フローティングボタンが表示されます。

そのほかの方法

 【設定】>【ユーザー補助】>【ユーザー補助機能メニュー】>「ユーザー補助機能メニューのショートカット」をタップすると、ユーザー補助機能メニューにアクセスする他の方法を選択できます。

・2本指で画面の下部から上にスワイプする方法

・音量ボタンの「大」「小」を同時に長押しする方法

3)まとめ

3ボタンナビゲーションジェスチャーナビゲーション
ナビゲーションモード個別ナビゲーションバーのボタンをタップする2本指で画面の下部から上にスワイプする
ナビゲーションモードで共通フローティングボタンをタップする
音量ボタンの「大」「小」を同時に長押しする

4.フローティングボタンのカスタマイズ

 フローティングボタンは、その大きさ(「小」「大」)と使用していないときのボタンの透明度をカスタマイズできます。

5.「ユーザー補助機能のショートカット」からできる他の機能

 「ユーザー補助機能メニュー」は、「ユーザー補助機能」のショートカットの中のひとつの機能にすぎません。
 他の機能のショートカットが有効になっていないときに、ボタンをタップすると「ユーザー補助機能メニュー」がダイレクトに表示されます。

 「ユーザー補助機能」のショートカットが利用できる機能は、

・TalkBack・色補正・色反転・拡大・選択して読み上げ・Voice Access・スイッチアクセス・音声文字変換・音声増幅・音検知通知・補聴器・さらに輝度を下げる・片手モード

になります。

 複数のショートカットが有効になっているときは、それらの機能を選択することになります。

フローティングボタンの場合

 フローティングボタンの場合は、複数のボタンが同時に表示されるので、利用したい機能のボタンをタップします。

フローティングボタン以外の場合

 パネルに複数のショートカットが表示されるので、利用したい機能のボタンをタップします。次回からは、選択した機能がダイレクトに利用できます。

 選択し直すときは、固定ボタンの場合は「長押し」、2本指スワイプの場合は「スワイプ後ホールド」で再びすべてのショートカットが表示されるので、利用したい機能のボタンをタップします。

当記事はここまです。完読ありがとうございます。以降、関連記事一覧等になります。

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