Material 3 Expressive(M3E)によるUIデザインの刷新
Material 3 Expressive (M3E) は、Googleのデザイン言語「Material You」の進化版で、物理ベースのアニメーション、ダイナミックなカラーテーマ、背景ぼかし、滑らかなトランジションを特徴としています。
ロック画面とホーム画面
新しい壁紙の創生ーライブ効果 ※Pixel8a以降
「壁紙とスタイル」 > 「壁紙」 に「ライブ効果」セクションが追加されて、壁紙に「シェイプ(図形)」や「天気」の動きのある楽しいアニメーション効果を追加できるようになっています。

ロック画面の通知表示
【通知】 > 【ロック画面上の通知】から、ロック画面の通知表示を「コンパクトビュー」(直近の通知1件+通知アイコン)と「一覧」(通知パネル)から選択できるようになっています。

※通知アイコンをタップすると「通知シェード」が開いて、すべての通知を確認できます。
ドロワー画面(アプリ一覧)が画面からパネル形式に
ドロワー画面が、パネル形式になり、最上部にバーが表示されています。このバーを下に画面外までスワイプするとホーム画面になります。

ドロワー画面(アプリ一覧)の背景にホーム画面がうっすらと見える「ぼかし(ブラー)」効果が適用されています。
ホーム画面のグリッド数
【壁紙とスタイル】の「アプリグリッド」が、「レイアウト」に名称変更になって、選択肢が「5×5」「4×5」「4×4」「3×3」「2×2」から「小」「中」「大」「特大」に変化しています。

※At a Glanceウィジェットが小さくなり、1行分増えた?
ステータスバー
Wi-Fiやモバイルネットワークのアイコンが再デザインされ、バッテリー残量表示なども含め、見た目が大きく変わっています。

※iPhoneと同じデザインですね。
クイック設定パネル
タイル(ボタン)の再デザインとサイズ変更
タイルのサイズを「楕円形」(2グリッド)または「円形」(1グリッド)のどちらかを選択できるようになって、1ページに表示できるタイルを最大16個まで増やすことができるようになっています。

アイコンと名前をタップしたときの動作
機能によっては、アイコンをタップしたときと、名前をタップしたときの動作に違いがあります。
・アイコンをタップ:その機能のON/OFFの切り替えが直ぐにできます。
・名前をタップ:どの機能を利用するか選択してから、ONにできます。

クイック設定タイルのカテゴリ分け
アプリのクイック設定タイルが事前にカテゴリが定義されるようになり、クイック設定パネルを編集するときに、非常に便利になっています。
カテゴリは、「接続」「ユーティリティ」「ディスプレイ」「プライバシー」「ユーザー補助」「システムアプリから」「インストールしたアプリから」になります。

音量調整パネル
音量調整パネル
音量調整スライダーの下にある「…」が、メディア再生時に波形表示されるようになっています。

※すべてのスライダーのデザインは、線が太くなり、現在値の部分にラインが表示されるように変わっています。
設定アプリのデザイン
アイコンの色
設定の各メニュー項目に色付きのアイコンが採用され、関連する設定が「コンテナ(カード)」で囲われるようになり、視認性が向上しています。

トグルのデザイン
トグルの中にチェックマークとバツが表示されて、今どちらなのかがよりわかりやすくなっています。

通知シェード
設定画面と同等にアプリアイコンがカラーになっています。また、同じアプリからの通知が自動的にグループ化されます。

Google純正アプリとシステム全般
Googleの「電話」アプリのカスタマイズ機能(コーリングカード)
連絡先から電話がかかってきた際に、全画面に設定した写真を表示できるように着信画面をカスタマイズできます。

最近使ったアプリ画面
各アプリのカードの左上にアプリアイコンとアプリ名が表示されるようになって、タップすると分割画面などのオプションメニューが表示されます。

Android共通の新機能
Live Updates(進行状況を中心とした通知)
「Live Updates(ライブアップデート)」機能は、Android OSの新しい通知形式となります。特にユーザーが設定する必要はなく、利用するアプリ側がこの機能に対応している必要があります。たとえば、配車サービス、フードデリバリーなどが考えられます。
Google アプリでは「マップ」が対応していて、目的地までのナビを開始すると、通知シェードの先頭に状況を表示してくれます。

GboardのAI活用ツール「文章作成ツール」
通常通り文章を入力して、「文章作成ツール」を開きます。

AIによるオプションが表示されます。
・校正:文法やスペルミスをチェックし、修正案を提示
・別の表現にする:より明確、または適切な表現に言い換え
・フォーマル:文体をフォーマルに変更
・フレンドリー:文体をカジュアルに変更
・絵文字を追加:適切な絵文字を追加
・より詳しく:文章を詳細に展開
・短くする:文章を簡潔に要約

LE Audio Auracast対応の拡大
一つのスマホから複数の対応ヘッドホン・イヤホンへ音声を同時共有(ブロードキャスト)する機能です。
・Pixel本体の対応: Pixel 8シリーズ以降の、LE Audio Auracastに対応したPixelスマートフォンであること
・イヤホン/ヘッドホンの対応: 使用するイヤホンやヘッドホンがBluetooth LE Audio Auracastに対応していること