「クイック設定パネル」は、どの画面からでも開くことができて、機能のOn/Offの切り替え等が素早くできるようになっています。
さらに【Nothing Phone】では、ロック画面やホーム画面にウィジェットとして追加できる独自機能を備えています。
「OS 3.0」にアップグレードすると、クイック設定パネルおよび編集モードの画面のユーザーインターフェスが刷新されていることがわかるかと思います。
目次
1.「クイック設定パネル」にアクセスする方法
アンロック時
アンロック時に「クイック設定パネル」にアクセスするには、ステータスバーから下にスワイプすると、クイックコントロールと通知シェードが表示されるので、さらに、クイックコントロールを下にスワイプすると、クイック設定パネルの1ページ目が表示されます。
パネル上を左右にスワイプすると、ページの切り替えができます。
または、ステータスバーから2本指で下にスワイプすると、ダイレクトにクイック設定パネルを開くことができます。
「クイック設定パネル」の上段「4×2」グリッド領域は、最初にクイック設定を開いたときに通知シェードとともに表示されます。最大8個のタイル(機能)を配置できるので、よく利用する機能を置くといいでしょう。
ロック画面
ロック画面で、「クイック設定パネル」にアクセスするには、設定が必要で、【設定】⇒【ロック画面】⇒「クイック設定」トグルを右にスライドして有効にします。
ロック画面で「クイック設定パネル」にアクセスするには、ステータスバーから下にスワイプします。
または、ロック画面上を下にスワイプして、さらにクイックコントロールを下にスワイプします。
2.「クイック設定パネル」からできること
「クイック設定パネル」からできることのメインは、タイルをタップすることによる各機能のオン/オフの切り替え等になりますが、そのほかにもいろいろなことができます。
①時計のところをタップすると、「アラーム」画面が開いて、アラームの設定ができます。
②スライダーによる輝度(画面の明るさ)の調整や自動調節のオン/オフができます。
③歯車アイコンをタップすると、端末の「設定」画面を表示できます。
④電源マークをタップすると、「電源ボタンメニュー」を表示できます。
⑤ペンアイコンをタップすると、クイック設定パネルに表示するタイルの編集ができます。
⑥バックグラウンドで動作しているアプリを確認できます。
⑦再生中のメディアコントロールが可能になります。※要設定
(【設定】⇒【サウンドと振動】⇒【メディア】⇒「メディアプレーヤーを固定する」トグルを有効にする)
⑧複数ユーザーの切り替えができます。※要設定
(【設定】⇒【システム】⇒【ユーザー】⇒「複数のユーザーを許可する」トグルを有効にする)
3.「クイック設定パネル」の編集 ※OS 3.0で改善
タイルの追加・削除・並べ替え
タイルの追加
画面下にあるタイルをタップすると、空いている最初の場所に追加されます。
タイルの削除
タイルの右上にある「マイナス」をタップします。
タイルの並べ替え(同じページ内)
・そのタイルを長押しして、移動先の同じサイズのタイル上までドラッグしてドロップします。タイルの位置が入れ替ります。
※サイズが違うと移動できません。
・サイズが違う場合でも、同じ行または列であれば移動は可能です。
タイルの並べ替え(ページ間)
移動先ページにそのタイルのサイズが収まる空きスペースが必要になります。
タイルのサイズ変更
パネルにあるタイルの右下に拡大縮小マークがあるときは、そのサイズを変更できます。
タイルを追加したときは、「1×1」のサイズですが、空きスペースがあると、「2×1」のサイズに拡大できます。
4.各タイルからできること
各タイルをタップしたり、長押ししたりしたときにできることは、次のようになります。
1)初期状態で表示されているタイル
タイルのラベル | タップしてできること | 長押ししてできること |
---|---|---|
インターネット | インターネット画面へ | 【インターネット】設定画面へ |
モバイルデータ | ||
Bluetooth | 「Bluetooth」のON/OFFの切り替え | 【接続設定】画面へ |
ライト | ★「カメラのフラッシュ」の点灯/消灯の切り替え | 「Glyphインターフェイス」が点灯します。 |
Glyphs | 【Glyph Interface】のON/OFFの切り替え | 【Glyph Interface】設定画面へ |
着信音 | 「サイレント モード」「バイブレーション モード」「着信音モード」の切り替え | 【サウンドと振動】設定画面へ |
Glyphライト | 「Glyphライト」のON/OFFの切り替え | ー |
自動回転 | ★「画面の自動回転」のON/OFFの切り替え | 【画面の自動回転】設定画面へ |
ウォレット | 「ウォレット」アプリが開く | ー |
デバイスコントロール | ★【デバイスコントロール】画面へ | ー |
機内モード | ★「機内モード」のON/OFFの切り替え | 【ネットワークとインターネット】設定画面へ |
アクセスポイント | ★「Wi-Fiアクセスポイントの使用」のON/OFFの切り替え | 【Wi-Fiアクセスポイント】設定画面へ |
スクリーンレコード | 「スクリーンレコード」の開始/停止 | ー |
サイレントモード | ★「サイレントモード」のON/OFFの切り替え | 【サイレントモード】設定画面へ |
バッテリーセーバー | 「バッテリーセーバーを使用」のON/OFFの切り替え | 【バッテリーセーバー】設定画面へ |
アラーム | アラーム】設定画面へ | ー |
Quick Share | Quick Shareの共有を許可するユーザーの切り替え | 【Quick Share】設定画面へ |
夜間モード | ★「夜間モードを使用」のON/OFFの切り替え | 【夜間モード】設定画面へ |
ダークモード | ★「ダークモードを使用」のON/OFFの切り替え | 【ダークモード】設定画面へ |
Glyphタイマー | ★「Glyphタイマー」を開始する | 【Glyphタイマー】設定画面へ |
バッテリーシェア | ★「バッテリ共有を使用」のON/OFFの切り替え | 【バッテリ共有】設定画面へ |
QRコードスキャナ | 「QRコード」をスキャンできる | ー |
2)追加できるタイル
タイルのラベル | タップしてできること | 長押ししてできること |
画面のキャスト | 「デバイスに画面をキャスト」を表示 | ー |
マイクへのアクセス | 使用可能/ブロック中の切り替え | 【セキュリティとプライバシー】設定画面へ |
カメラへのアクセス | 使用可能/ブロック中の切り替え | 【セキュリティとプライバシー】設定画面へ |
位置情報 | 「位置情報を使用」のON/OFFの切り替え | 【位置情報】設定画面へ |
色反転 | 「色反転を使用」のON/OFFの切り替え | 【色反転】設定画面へ |
データセーバー | 「データセーバーを使用」のON/OFFの切り替え | 【データセーバー】設定画面へ |
さらに輝度を下げる | ★「画面の輝度をさらに下げる」のON/OFFの切り替え | 【さらに輝度を下げる】設定画面へ |
片手モード | ★片手モード機能のON/OFFの切り替え | 【片手モード】の設定画面へ |
色補正 | ★「色補正を使用」のON/OFFの切り替え | 【色補正】の設定画面へ |
フォントサイズ | フォントサイズの切り替え | 【フォントと表示サイズ】設定画面へ |
補聴器 | ペア設定 | 【補聴器】設定画面へ |
NFC | ★「NFC」のON/OFFの切り替え | 【接続の設定】画面へ |
ヘルスコネクト | 「ヘルスコネクト」のアプリ情報画面へ | (同左) |
ストレージ | 「Files by Google」を開く | 「Files by Google」のアプリ情報画面へ |
フォーカスモード | 「フォーカスモード」のON/OFFの切り替え | 【フォーカスモード】設定画面へ |
おやすみ時間モード | 【おやすみ時間モードで睡眠の質を向上】画面へ | (同左) |
自動字幕起こし | ★「自動字幕起こしの使用」のON/OFFの切り替え | 【自動字幕起こし】設定画面へ |
電卓 | ★「電卓」アプリを開く | 「電卓」のアプリ情報画面へ |
セキュリティとプライバシー | デバイスのスキャンができる | 【アクセス権限の管理】画面へ |
テレビのリモコン | ★「Chromecast with Google TV」のリモコンを表示 | 「Google TV」のアプリ情報画面へ |
3)アプリからの追加できるタイル
アプリをインストールすると、利用できるタイルが表示できます。(※初期状態)
どのアプリからのタイルなのか、右下にアイコンが表示されてわかるようになっています。(※OS 3.0)
タイルのラベル | タップしてできること | 長押ししてできること |
ミュージックの最適化 (設定) | 「ミュージックの最適化」のON/OFFの切り替え | 【ミュージックの最適化】設定画面へ |
ヘルスコネクト (へルスコネクト) | 「ヘルスコネクト」のアプリ情報画面へ | (同左) |
ストレージ (Files by Google) | 「Files by Google」を開く | 「Files by Google」のアプリ情報画面へ |
フォーカスモード (Digital Wellbeing) | 「フォーカスモード」のON/OFFの切り替え | 【フォーカスモード】設定画面へ |
おやすみ時間モード (Digital Wellbeing) | 【おやすみ時間モードで睡眠の質を向上】画面へ | (同左) |
自動字幕起こし (Android Sysytem Intelligence) | ★「自動字幕起こしの使用」のON/OFFの切り替え | 【自動字幕起こし】設定画面へ |
電卓 (電卓) | ★「電卓」アプリを開く | 「電卓」のアプリ情報画面へ |
楽曲検索 (Google) | 今流れている楽曲名等を検索する | 「Google」のアプリ情報画面へ |
セキュリティとプライバシー | デバイスのスキャンができる | 【アクセス権限の管理】画面へ |
テレビのリモコン (Google TV) | ★「Chromecast with Google TV」のリモコンを表示 | 「Google TV」のアプリ情報画面へ |
5.「クイック設定」ウィジェット
「クイック設定」ウィジェットは、「Nothing OS」の独自機能で、クイック設定パネルに配置(表示)できる機能をそのままロック画面およびホーム画面上に、ウィジェットとして追加することができます。
1)ホーム画面
ホーム画面上を長押しして「ウィジェット」をタップして、ウィジェットピッカーの「クイック設定」タップして、サイズを(1×1)(2×1)(2×2)の中から選択、長押しして、ドラッグ&ドロップでホーム画面に追加します。
ドロップした際に、どの機能を割り当てるかを選択します。
選択できる機能は、クイック設定パネルに追加できるタイルと同じになります。
2)ロック画面
【設定】⇒【カスタマイズ】⇒【ロック画面】⇒【ウイジェット】から、ウイジェットピッカーの「クイック設定」をタップして、サイズを(1×1)(2×1)(2×2)の中から選択(タップ)すると、「クイック設定」ウイジェットのリストが表示されるので、機能をタップすると、そのウイジェットをロック画面に追加できます。
選択できる機能は、クイック設定パネルに追加できるタイルと同じになります。
「1×1」サイスで、最大16個追加できます。ただし、ロック解除しないと機能しない場合があるので注意してください。
3)追加できる「クイック設定」機能
ウィジェットに追加できる機能は、クイック設定パネルのタイルと同じになります。
「クイック設定パネル」にすべての機能を配置すると探すのに苦労しそうなので、よく利用する機能については、「クイック設定パネル」からなのか、「ロック画面のウィジェット」なのか「ホーム画面のウィジェット」なのか、最適な場所をユーザーが選択することができます。
例えば、「QRコードのスキャン」は、「クイック設定パネル」の先頭8番目までに配置して、クイックコントロールから実行するのが最も早く実行できるとか
「画面のキャスト」や「テレビのリモコン」は、ホーム画面のウィジェットからのが利用しやすいとか
「クイック設定」ウィジェットは、非常に優れた「Nothing OS」独自機能のひとつと思います。