【Nothing Phone】「NothingOS 2.5.5」へのアップデートによる変更点と改善点

2024-04-29

 新機能として、ChatGPTとの連携と新しいウィジェットに重点が置かれています。

レビューモデル

・【Nothing phone(2) A065】(【OS 2.5.5】【Android 14】)
※ビルド番号:「Pong-U2.5.240419-0138」

1.「ChatGPT」アプリとの連携

 Google Playストアから最新の「ChatGPT」アプリをインストールすることで以下の機能が利用可能になります。

・「Ear」と「Ear (a)」用のChatGPTで音声会話を開始する新しいジェスチャーオプションを「Nothing X」に追加しました。他のオーディオ製品にも近日追加予定。
・ホーム画面から様々なモードで「ChatGPT」を素早く起動できる新しい「ChatGPT」ウィジェットを追加しました。
・スクリーンショットとクリップボードのポップアップに「ChatGPT」のメッセージに内容を直接貼り付けるボタンを追加しました。

「ChatGPT」ウィジェット

 「ChatGPT」ウィジェットは、2つ追加されています。
 一つ目は、【単一】で「声」「テキスト」「画像」のいずれかを選択してホーム画面に追加します。
 二つ目は、【複数】でウィジェット上を上下にスワイプして「声」「テキスト」「画像」を選択する形式になります。

ホーム画面上のウィジェット

ポップアップのボタン

 スクリーンショットを撮った場合、プレビューの右上に「画像」アイコンが表示されて、それをタップすると、「ChatGPT」アプリが開いて、「Message」のところに画像が貼り付きます。
※画像を使う場合は、「ChatGPT」の有料版が必要になります。

 テキストをコピーすると、クリップボードのポップアップが表示されて、右上にある「テキスト」アイコンをタップすると、「ChatGPT」アプリが開いて、「Message」のところにテキストが貼り付けられます。

2.その他の追加機能

・「カメラ」にUltra XDRをサポートしました。【カメラの設定】⇒【Ultra XDR】から設定できます。
・「カメラ」アプリ内での写真モードとポートレートモードにHDRスイッチを追加しました。
・RAMブースター機能を追加しました。【設定】⇒【システム】⇒【RAM拡張】から設定できます。
・サウンド管理を容易にするために、クイック設定にRingモードオプションを追加しました。
・外部接続(Type-C)のマイクからの録音をサポートしました。
・外出中、簡単にオーディオ録音ができるように新しいレコーダーウィジェットを追加しました。
・電力使用量をより効率的に監視できる新しいバッテリーウィジェットを導入しました。
・開発者向けオプションにGlyphインターフェースのデバッグモードを追加しました。

カメラ
RAM拡張
レコーダーウィジェット
バッテリーウィジェット
Glyphインターフェースのデバッグモード

3.改善とバグ修正

・システムセキュリティを強化しました。
・システムの安定性、NFC機能、Wi-Fi接続の安定性を強化しました。
・ウィジェットやアプリをよりスムーズに開くことができるようにアニメーションを最適化しました。
・クイック設定でBluetoothを設定する際の応答速度を改善しました。
・より直感的に操作できるように、音量設定を最適化しました。
・音楽プレーヤーウィジェットのアルバムカバー表示の明瞭さが向上しました。
・通話中のデータ通信機能が有効な状態でSIM カードを切り替えた際の体験上の問題を修正しました。
・ロック画面でクイック設定からアプリを起動する際のちらつきを解決しました。
・AODインターフェースでのちらつきの問題を解決しました。
・特定のシナリオで画面共有を終了した後、ロック画面のウィジェットが消える問題に対処しました。
・スワイプによるロック解除が中断された時の異常なロック画面の壁紙表示に対処しました。
・ウォッチが接続されている時にBluetoothがオフと表示されるウィジェット表示の問題を修正しました。
・クイック設定ウィジェットで、Wi-Fiを設定するときに頻繁に更新されてちらつき問題を解決しました。
・その他のバク修正とパフォーマンスの強化を図りました。

当記事はここまです。完読ありがとうございます。以降、関連記事一覧等になります。

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