Android 15の目玉機能「プライベートスペース」が、【pong V3.0-250506-1805」へのアップデートによって、「Nothing Phone(2)」でも利用できるようになりました。
「プライベートスペース」は、個人情報や機密性の高い情報を保護するための独立したセキュアな領域を提供します。
「プライベートスペース」には、ドロワー画面から、簡単にアクセスすることができます。
※この機能は、ドロワー画面からアプリアイコンを非表示にできるアップデート前の機能拡張版で、非表示にしたアプリにアクセスするときに本人確認（パスワードあるいは指紋認証）を求めて、よりプライバシー＆セキュリティを強化するものです。
目次
プライベートスペースを作成する
ドロワー画面を表示⇒右にスワイプ⇒「続行」⇒（本人確認）⇒これで、「プライベートスペース」が設定できます。
このあとは、「プライベートスペース」用のパスワードと指紋登録になりますが、あとで変更できます。パスワードは、とりあえずメインスペースのパスワードと同じでもいいので、設定してください。指紋登録はスキップしても構いません。
これで、「プライベートスペース」の画面が表示されます。
他の方法
・【設定】⇒【セキュリティとプライバシー】⇒【プライベートスペース】⇒（本人確認）⇒「続行」
プライベートスペースの使い方
１）プライベートスペースを開く方法
ドロワー画面を表示⇒右にスワイプ⇒（本人確認：パスワード入力か指紋認証）で、「プライベートスペース」画面を表示できます。
２）プライベートスペースのアプリ
デフォルトのアプリとして、「Files by Google」「フォト」「カメラ」がインストールされています。これらのアプリは、メインのそれぞれのアプリと共存しています。
メインスペースにあるアプリと区別するために、アイコンの右下に「鍵」マークが付いています。
アプリの追加
「＋」（追加）をタップすると、アプリを選択できる画面になるので、アプリを選択します。
選択したアプリは、メインスペースからプライベートスペースに移動するだけになり、ただ単に、メインスペースから、そのアプリアイコンを隠すことになります。
※メインとプライベートでの共存はできない。
知っとこ
プライベートスペースにインストールしているアプリが開いているときは、ステータスバーに「鍵」アイコンが表示されます。
※現時点でが、「Files by Google」「フォト」「カメラ」の３アプリです。ほかにもインストールされているアプリはあるようですが、プライベートスペースで起動する手段がありません。
「＋」から追加したアプリは、メインスペースからインストールされているアプリになります。
プライベートスペースの設定
プライベートスペース画面の右上にある歯車アイコンをタップすると、プライベートスペースの設定画面が開きます。
１）プライベートスペースのロック
プライベートスペースにアクセスするときの、パスワードおよび指紋を変更できます。
２）プライベートスペースを自動的にロックする
【プライベートスペース】を自動でロックを掛けるタイミングを次から選択できます。
・スペースを離れるとき ： プライべートスペースを閉じたときに、ロックが掛かります。
・デバイスのロック時は毎回 ： デバイスを画面ロックしたときに、ロックが掛かります。※メインスペースと同じタイミングです。
・画面が自動消灯してから 5 分後 ： 画面が自動消灯すると、画面ロックが掛かりますが、その後５秒間は、プライベートスペースにロックが掛からないことになります。
・デバイスの再起動後のみ ： 再起動したときに、ロックが掛かります。※ロックが掛からないのとほぼ同義です。
３）プライベートアプリの編集
※アプリの追加と同じことになります。
４）プライベートスペースを非表示にする
有効にしていると、【プライベートスペース】をロックしたときに、ドロワー画面から【プライベートスペース】を非表示にできます。
非表示した「プライベートスペース」にアクセスする方法
・ドロワー画面の検索バーに「プライベート スペース」と入力します。※「プライベート」と「スペース」の間に半角スペースが必要
・表示される「プライベート スペース」をタップします。
・本人確認します。
５）プライベートスペースを削除
「プライベートスペースを削除」⇒「削除」⇒「OK」⇒（パスワード入力）で、プライベートスペースの削除ができます。
・プライベートスペースにある「アプリ」「データ」が削除されます。
・プライバシーパスワードが削除されます。
・プライベートスペース用のGoogleアカウントが削除されます。
他の方法
・設定⇒システム⇒リセットオプション⇒プライベートスペースの削除⇒（パスワード入力）⇒「削除」
プライベートスペース用のGoogleアカウントを作成する
「プライべートスペース」がアンロック状態のときに、【設定】⇒【パスワード、パスキー、アカウント】⇒「プライベート」⇒【＋アカウントを追加】⇒Gmailのメールアドレス＋パスワード入力 で、プライベートスペース用のGoogleアカウントを作成することができます。
まとめ：活用方法
他人には見られたくないアプリ（アイコン）を隠す
他人には見られたくないアプリ（アイコン）を【プライベートスペース】に移動します。
例えば、【Nothing OS】には、「クローンアプリ」という機能があり、SNS系アプリのクローンを作成して、メインとは別のアカウント（裏アカ）で運用することが可能です。
この裏アカ用のSNS系アプリを【プライベートスペース】で管理することにより、メインスペースから、そのアイコンを隠すことができるので、他人にスマホを見られても、その存在を隠すことができます
他人に見られたくないファイルを隠す
・他人に見られたくないファイルを【プライベートスペース】の「Files by google」アプリで保存します。
