目次
1.Geminiとは
「Gemini」とは何ぞや。はっきり言って、よく理解できていないのであります。そこで、「Gemini」自身にいろいろ質問して理解を深めることにしました。
Geminiの開発状況(※Geminiに作成していただきました)

•リリース日は、APIや製品で一般公開されたおおよその時期を示しています。プレビュー版はまだ開発中の段階です。
•「現在のステータス」は、2025年5月4日時点の情報に基づいています
1)「Gemini」アプリで利用できるモデル
Pixel デバイスに搭載された「Gemini」アプリは、テキスト、画像、そしてAndroidシステムとの深い連携を通じて、従来のスマートフォンの枠を超えたインテリジェンスを提供します。

2.0 Flash
Gemini Pro 2.0 という特定のバージョンを、より高速に動作するように最適化したもの であると考えられます。
2.5 Flash (experimental)
Gemini 2.5 Pro を基盤としつつ、より高速な応答や効率的な処理 を目指して最適化されたバージョンである可能性が高いです。
2.5 Pro(experimental)
Geminiの第2.5世代における、バランスの取れた高性能な標準モデル であると考えられます。
※一日の利用回数に制限があるようです。(20回説が有力)

Deep Research
複雑なトピックに関する包括的な調査と分析を自動で行う機能 です。
※利用制限があります。(10回/30日間)
リクエストに基づいてWEBをリサーチ⇒情報を収集し結果を分析⇒詳細なレポートを作成します。このレポートはGoogleドキュメント等にエクスポートできます。



Gemini Personalization (experimental)
過去の検索履歴などのあなたの個人データに基づいて、よりあなたに合った情報や提案を受けられるようになります。
2)モバイルデバイス向け軽量モデル「Gemini nano」について
モバイルデバイス上での動作に特化した軽量なモデルで、主に Gemini アプリの一部の機能をインターネットに接続せずに、デバイス内(オンデバイス)だけでAI処理を実行することができます。
2.具体的に「Gemini」アプリからできること
Pixelデバイスの「Gemini」アプリは、ユーザーの日常生活を豊かにするための多彩な機能を提供しています。このアプリを活用することで、私たちのスマートフォンの使い方が劇的に変化し、情報の取得やタスクの管理がより効率的に行えるようになります。
「Gemini」のプロンプトに、テキストや画像などを入力することで、さまざまな機能を体験できます。以下は、その一部の例です。
1) テキストによる情報革命
情報検索
プロンプトに知りたいことを(音声)入力することで、瞬時に情報を得ることができます。たとえば、「今日の天気は?」と尋ねれば、リアルタイムの天気情報を提供してくれます。また、「〇〇まで何分で着きますか?」と聞けば、交通情報を元にした所要時間を教えてくれます。さらに、「最新のニュースを教えてください。」と入力すれば、現在のニューストピックを迅速に取得できます。これにより、日々の情報収集が格段にスムーズになります。

翻訳機能
・プロンプトに、外国語のテキストを貼り付けて、「日本語に翻訳してください」と依頼すると、そのテキストを日本語に翻訳して表示してくれます。
PDFファイルにも対応しているため、文書の翻訳も簡単に行えます。
テキスト生成能力
・プロンプトに、文章を入力して、「再構成」や「発展」してとお願いすると、新しい文章を作成してくれます。これにより、アイデアを広げたり、異なる視点からの表現を得ることが可能です。
要約機能
・プロンプトに長い文章を入力(貼り付け)して、「要約してください」と依頼すると、その文章を要約してくれます。
・プロンプトにホームページのURLを貼り付けると、そのホームページの内容を要約してくれます。
・プロンプトにYouTubeのURLを貼り付けると、そのYouTubeの内容を要約してくれます。
2) 視覚情報を理解する力
画像に関する質問
・プロンプトに画像を添付して、写っている場所等の質問ができます。これにより、画像の内容をより深く理解することができます。

画像の内容説明
・写真を撮って、アップロードして、何が写っているかを説明してもらえます。

画像(写真)の中のテキストを読み取る
この機能を利用することで、画像内のテキストを自動的に読み取ることができ、手書きのメモや印刷物の情報を簡単にデジタル化できます。

3) Androidとのシームレスな連携:
「Gemini」アプリは、Android OSと深く統合されていて、「音声コマンド」(音声入力)で、スマートフォンの基本的な操作をハンズフリーで行うことができます。
以下は、アプリとの連携機能の一部です。
アラームやタイマーの設定

電話を掛ける
プロンプトに、「電話を掛けてください」と(音声)入力⇒「連絡先」or「電話番号」を入力⇒電話を掛けてくれます。

音楽の再生

アプリを開く
「〇〇を開いて」と話しかけて、そのアプリを起動できます。
※うまくできないアプリもあるので、いろいろ試してください。
Pixelデバイスで「Gemini Nano」を利用して実現している機能
「Gemini Nano」は、Pixel デバイスの限られたリソースの中で、特定のAI機能を効率的に実行するために設計された軽量モデルです。これにより、インターネット接続がないオフライン環境でも、高度なAI機能を利用できることになります。
1)スマートリプライ (Gboard)
この機能は、ユーザーがメッセージに対して迅速に返信できるように提案を行います。※日本語は、まだ未対応の可能性があります。
2)レコーダーアプリの要約
「レコーダー」アプリで録音した会話や講義をデバイス上で要約し、主要なポイントを抽出することができます。これにより、長時間の録音内容を効率的に把握することができ、重要な情報を見逃す心配がありません。録音後、文字起こしを表示して「要約」をタップするだけで利用可能です。

3)TalkBack の画像解説
Android のスクリーンリーダー機能である TalkBack が、画像やアイコンの説明、画像内のテキストを自動的に読み上げることができるようになります。


4)AIお天気情報
Google提供に「天気」アプリの「AIお天気情報」トグルを右にスライドして有効にすると、「天気」アプリを開くと、AI が要約した天気予報を分かりやすく表示してくれます。

5)Magic Compose (Google メッセージ)
この機能は、過去の会話に基づいて複数のテキストを提案するAIを活用した機能です。ユーザーは、提案されたテキストを利用することで、コミュニケーションをよりスムーズに行えます。※日本語には、まだ未対応の可能性があります。
6)Pixel スクリーンショット
「Pixelスクリーンショット」は、スクリーンショットにAIがタイトルと要約を自動的に生成し、スクリーンショットの検索を可能にしています。これにより、後から特定の情報を素早く見つけることができます。

その他 Pixelデバイスで利用できるAI機能について
かこって検索
ホームボタンを長押しし、現在画面に表示されている「画像」「テキスト」「QRコード」などを指で囲むことで、Google検索や翻訳、コピー、共有などの操作が簡単に行えます。これにより、必要な情報をすぐに取得することができます。

「フォト」アプリ
編集マジック
この編集マジックでは、写真の背景を変更したり、被写体の位置を移動させたり、不要な写り込みを消去するなど、高度な写真編集を簡単に行えます。これにより、プロフェッショナルな仕上がりの写真を手軽に作成できます。


音声消しゴムマジック
動画内の不要な音を低減し、聞きたい音を強調することができる機能です。

その他
「写真」アプリには、AIを活用した多くの機能が搭載されています。「消しゴムマジック」「ボケ補正」「ベストテイク」「ポートレート ライト」など、これらの機能を使うことで、写真のクオリティを向上させることができます。
「電話」関係
クリア音声通話
通話中のノイズを低減し、相手の声をよりはっきりと聞き取ることができる機能です。これにより、通話の質が向上し、ストレスなく会話が楽しめます。

通話スクリーニング(Call Screen)
電話に出る前に、発信者の名前と用件を確認することができます。電話がかかってきた際には、画面に表示される「AIで応答」ボタンをタップすることで、Googleバーチャルアシスタントの音声ガイダンスが発信者側に流れます。発信者の応答はリアルタイムで文字に変換され、画面に表示されるため、安心して通話を受けることができます。

「Pixel Studio」アプリ
このアプリでは、テキストを入力するだけでAIが画像を生成したり、写真から簡単にステッカーを作成したりすることができます。ユーザーは、創造的なプロジェクトを手軽に楽しむことができ、表現の幅が広がります。

まとめ
「Gemini」と「Gemini Nano」の進化はまだ始まったばかりです。今後、Pixel デバイスはさらに高度なAI機能を搭載し、より便利になることは間違いないでしょう。
どんなの将来が待ち受けているか想像もできません。
スマートフォンが、AI技術の進化に触れることのできる最も身近な存在であるので、これからも注視していきたいと思います。